ノウハウ共有したい一般音ゲーマーの独り言

音ゲー一般人がノウハウ共有を試みるブログです

1日でレベル50が3つも埋まったので調子に乗って書いた記事

タイトル通り1日で未クリアが3つ減りました。

 


辿る君を超えて(EX)

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ふること/序(UPPER) ミラー

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ラクモ/少年は空を辿る(EX)

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辿る君は2回逆ボ済みで、ふることUもワンチャン行けそうな雰囲気は出ていましたが、ムラクモはファンタジアの頃から癖に苦しめ続けられた宿敵だったのでとても感慨深いです。


で、この記事ではポップンを練習するにあたって今日まで意識していた事、選曲の基準などを書き起こしてみたいと思います。

まるで全曲クリアしたみたいな物言いだけど、まだ3曲残ってるんですよね……


この記事は最初から最後まで主観100%です。50未クリアがo†o、カオスQ、カウボーイUの一般人から見えている景色の1パターンとして気楽に読んで頂ければ幸いです。


まず始めに、ポップンとはどういうタイプの音ゲーなのか、という所について。


左右振りや無理押しと言った要素の存在から高い認識力を要求され、難易度が上がるに連れて左白→右青の様なワープ配置にも対応せねばならず、フィジカル面でも高い水準を求められるポップンミュージックですが、このゲームはjubeat・SOUND VOLTEX・GITADORA・maimai・CHUNITHMなどと同じ「下限上げが重要なゲーム」に分類されると思っています。

(極論言うとIIDXでもDDRでも全ての音ゲーで共通するんだけどここでは割愛)


音ゲーをプレーするモチベーションの中でも「高難易度譜面にクリアマークを付ける」はとても大きな割合を占め、その為に音ゲーやってると言っても過言ではない人も結構な数居ると思います。

そういった人達はプレー内容が身の丈に合わない高難易度譜面への特攻に偏りがちです。なんせ自分もそうだったので。

特にIIDXではその傾向が強いように思えますが、ポップンでも決して弱くはありません。


ですが今挙げたポップンを含むゲーム群においては……極論言えば全ての音ゲーにおいては、特攻はやり方を間違えるとちっとも美味しくない非効率な行いになってしまいます。


1つ1つ間隔を空けてゆっくり降って来たとしても対応に遅れが出るような配置が、立て続けに休みなく降ってくるような譜面をプレーしても全くついて行けず適当にわちゃわちゃして終わってしまうのがオチです。


特にポップンにおける左右振り・ボルテの出張つまみ、maimaiやCHUNITHMの脳トレ配置や出張など、見てから反応する(配置と体の動きを結び付ける)のが難しかったり、大きく体を動かさなければいけなかったり、普通のノーツの中にそう言ったノーツがしれっと混じっていたり(階段中の出張とか左右振りとか)……そういう配置が存在するゲームでは特にその傾向が強いと思います。一度反応が遅れればあっという間に負債が蓄積し圧殺されます。


そして、これを何度も繰り返す内に「全く見当違いの動きを学習してしまう」のが、かの悪名高い「癖」の正体です。癖は学習能力の弊害なんです。

単純に地力が足りていない譜面を、地力が足りていると勘違いして連奏してしまう。

これがポップンミュージックやその他オプション固定ゲーにおいて「癖」が猛威を奮うメカニズムです。

そして、ポップンミュージックには無理押しが存在します。

ランダムを掛けると大抵の場合激烈に難化するので、基本的にランダムは初クリアの選択肢には入って来ません。

故に正規とミラーの2択しか無く、軽率に連奏すればあっという間に癖が付きます。


何故IIDXSPでは癖の問題が(比較的)弱めなのかというと、ランダムを使っても無理押しが発生せず乱を常用できるからです。毎回譜面が変わるので、多少地力が足りていなくても連奏に対する癖のリスクは非常に小さいです。

当然正規やミラーではお目にかかれないような配置が降って来ますが、ポップンに比べれば難化具合は緩やかで、そんな乱限定配置であっても超上位譜面では叩けて当然になって来るので、自然とランダム常用が定石になるのです。

(しかし乱が使えない段位認定においては、ポップンと同様に癖が猛威を奮います。それに乱ばかりだと正規ミラー特有の配置が疎かになり、乱常備が至高と言うわけでもありません。)

 


しかしポップンにおいてもランダムを使用して攻略して行く人は一定数居ます。というか、もしかするとそっちの方が多いのかも。

無理押しでの難化具合は凄まじいものがありますが、逆に言えば無理押しにさえ対応できるようになってしまえばIIDXと同様に癖を恐れず粘着できる環境が出来上がります。

乱を使い続けた人の中には、プログレッシブバロックやリナシタのような正規ミラーでも滅茶苦茶な左右振りをやらされる譜面においては乱が初クリアや自己ベストの選択肢に入って来る人もいるでしょう。

それに、乱では無理押し以外にも「無理押しではないけど16分以上でのワープを要求される無茶な配置」も降って来るので、ハンドスピードの強化にはとても大きな効果が狙えます。

しかしそもそも無理押しへの押し方を学習していく段階が必要なので、それまで乱をやって来なかった48適性者がいきなりプロバロ乱を連奏する……みたいなのはあまり効率的には思えません。乱においても、後述するように低レベルからの慣らしが必要です。


ポップンにおけるランダムは経験を積み上げた時の恩恵は大きいですが、基本的に乱を使うルートは修羅の道です。私も上級者の方にとにかく乱をやれと勧めて頂いた事がありますが、手が小さく肘も使えない為基本的に無理押しやワープ譜面は高速スライドでしか処理できず、「無理押しって正規ミラーで降って来ないし効率悪くないか……?」という思いも強く次第にやらなくなって行きました。

ただ、何も考えずプロバロ乱を連奏していた時間も決して無駄では無かったと思います。ハンドスピードは大きく強化されたはずですし、フィジカル面での恩恵は大きいです。

 

散々特攻をdisって来ましたが、特攻には「脳の処理スピードの向上」「フィジカル面での能力(ハンドスピード)向上」という重要な役割があり、欠いてはならないのも事実です。もう既に十分できる事ばかり繰り返していては先に進めません。


絶えず押し寄せる情報を処理する練習の前に、まずノーツ配置一つ一つへの対応力、見てから体の動きに変換する神経を太く強く育てるのが重要なのです。


さて、前置きが長くなってしまいましたが、具体的には何をするのかという話に移ります。


自分で適性だと思っているレベルの、1つ2つ下のレベルからのミス減らしをプレーの中心に置きましょう。目標はフルコン、最低でも銅星、百歩譲っても銅菱くらいの気持ちで、対応が遅れる配置を徹底的に潰して行きます。

ポップンにおいてノマゲクリアだけで満足し次の目標へ向かうスタイルはかなり不味いです。ノマゲクリア程度では、その曲でやり残した事はまだまだ山積みです。

レベル48からは無茶苦茶な左右振りや片手処理を当たり前のように求められ、いよいよポップンにおける最クソ仕様である辛ゲージの存在もチラついて来ます。


発狂も分解すれば同時押しの集合体なので、同時押しに押し遅れているようではその集合体は見切れません。

とりあえず、とにかく同時押しへの対応力を完璧に仕上げましょう。

48の難関曲としてヒップロック3が挙げられる事が多いです(私も実際最後まで残ってた気がします)が、極論言えば同時押しと左右振りが見切れて押せればヒプロ3はただの同時押し譜面です。加えてソフラン耐性が人並みにあれば余裕でクリアできます。

が、逆にそこが十分でない人にとって地獄のような譜面なのは間違いありません。連奏したって癖が付くだけなので、まずは47以下の同時押し譜面を完璧に仕上げるべきです。

私がよく選曲しているのはコアロック、ビビッド、トランスランスなどです。他にもちんどんジャズなど、同時押しや左右振り譜面は何でも美味しい練習曲になります。

47でも銅菱すらキツいようであれば、もう一つ二つレベルを落としてそこから仕上げて行きましょう。

ポップンにおける階段は事前に押し方を決めそれを瞬時に出せるようにするという特殊な訓練も必要なので、極端に階段が苦手な人はそちらも個別に練習する必要があるかも知れませんが、超上位譜面では階段の中にクソみたいな振りを混ぜ込んで見た目を滅茶苦茶にして来ます。その最たる例がプログレッシブバロックです。

見えてるはずなのになんか押せない、そういう時って大抵階段の中に混ざる強烈な左右振りや出張配置が見えてないんです。

なので、まず始めに同時押しです。これを完璧に見切れるように鍛えるのは大前提と思って下さい。


「え?なんで下の難易度からやらなくちゃいけないの?そういうのも上位の譜面から学べばいいじゃん!」


そういう声が聞こえて来るかもしれません。が、現実はそう上手く行かないんです。行く人もいるけど無視でいいよ。

 


「心的資源」という概念があります。

 


心的資源 by Kounotori*|スマブラDX 対戦攻略指南

 http://dx.smashbr0s.com/guide/beginner/mental_resource/

 


詳しくはこちらの記事を読んで頂ければ分かるかと思いますが、人間は追い詰められた状況下では無意識レベルに落とし込んだ事しか発揮出来ないんです。

追い付くのに必死な状態で、まだ認識力が足りておらず無意識レベルまで落とし込めていない配置を、一つ一つしっかり見切り押すべくして押すのは現実的にかなり厳しいものがあります。学習してるヒマなんて何処にもありません。

現時点での認識力が一定のラインに達していなければ、特攻は有益とは言えません。だから下位埋めが絶対に必須なんです。

ノーマル譜面からクルパ埋めしろなんて話ではなくて、せめて見てから押し方が引き出せない配置は1つ残らず潰さなくてはなりません。

それを達成して、ようやくそれらが高密度で押し寄せる譜面を分解処理する段階に辿り着けます。

同時押しだけでなく、少し下の難易度から苦手な譜面傾向を潰して行くのは音ゲーにおいて最も有効な攻略法です。

同時押し(+左右振り、出張)が苦手なら同時押し(+左右振り、出張)譜面、階段が苦手なら階段譜面、ソフランが苦手ならソフラン譜面、連打が苦手なら連打譜面を、無理の無い難易度から無意識に手が出て押せるレベルまで仕上げて行く。

これを実践するだけでメキメキ伸びる人は大勢いるはずです。

 


私は今日まで47~49のミス減らしに注力し、HSは控えめから始めて「追い付くのに必死にならない数値」まで徐々に上げて行き、クリアしたい譜面は1日に1度プレーするかどうかというスタイルを続けて来ました。もし48や49、50の壁で躓いている人が居たら、この記事に書いてる事を思い出してみてください。

 

 

 

偉そうに能書き垂れてしまいましたがまだ未クリア3つも残ってるんですよね。カオスQ本当にどうしよう…

 

 

7/29追記:この後カウボーイUPPERは埋まりました。カオスQとo†oどうにもならないのでミシン人間になってから出直します……